旧中道地区の水道施設の現地視察

私が委員長を務めていた環境水道委員会を開催し、旧中道地区の水道施設の現地視察を行いました。
平成18年の合併により中道町水道事業は甲府市中道水道事業として引き継がれ、水量・水質の両面で必要な改善が図られました。

【1】北部第4水源(写真1)
平成21年度にマンガンを除去する設備を導入しました。
水質基準値は下回っていたものの、マンガンとその化合物の数値が高く、稀に濁りの原因になっていましたが、これで解決です。

【2】東部第7水源(写真2)
平成19年度から21年度にかけて井戸掘り等を行い、新規水源として整備しました。
東部配水区域については、給水量に対して水源水量の余裕がありませんでしたが、これで心配は無くなりました。

写真1

写真2

環境水道委員会

燃料電池の開発動向と施設

 平成22年2月15、16日の2日間、燃料電池の開発動向とそれに関連する施設を視察してきました。最初に伺ったのは、東京都荒川区にある東京ガス千住研究所・テクノステーションです。こちらでは燃料電池についての説明をいただき、水素ステーションや燃料電池設置モデル住宅を見学させていただきました。

また、燃料電池自動車にも試乗させていただきしたが、パワーや加速はガソリンエンジンを凌ぐほどで、乗り心地も快適でした。写真右側のトヨタ車に試乗させていただきました。


二台ともナンバーが「83-41」ですが、(環境に)ヤサシイとのこと。


二日目の午前中は横浜市磯子区の東京ガス根岸工場を視察させていただき、天然ガスの生産実態やLNG(液化天然ガス)の冷熱利用について説明を受けました。環境負荷や供給安定性についての天然ガスの優位点についてお話いただきました。

LNGのもつマイナス162℃という冷熱エネルギーは、冷熱発電や液体炭酸・ドライアイス製造、超低温倉庫などに利用されています。冷凍マグロ用にマイナス60℃に保たれている超低温倉庫にも入らせていただきましたが、1分前後で限界を感じて外に飛び出しました。日本の冬が本当に暖かく感じられた瞬間でした。

二日目の午後は新宿へ移動し、地域冷暖房施設を見学いたしました。昭和46年に新宿新都心地区の冷暖房を一手に担うために開設された同施設は、現在では供給延床面積220万㎡、供給区域面積33.2haを誇る世界最大級の地域冷暖房センターになっています。
 地域冷暖房施設は省エネや環境負荷の削減などに優れていますが、既築の建物への導入が進みにくい点が難点です。

東京ガス千住研究所・テクノステーション

燃料電池発電と態様個発電のしくみ

東京ガス根岸工場

酸化物排出量比較表